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小説と私

ども!(^^)!(六十さん風)、本日雪かき2Rをこなし、すでにバテバテの中久保です。


えっと、舞城王太郎について語ります(唐突)。基本的に褒めます。


この人は私と同年代の覆面作家なんですが、覆面と言えば、ミル・マスカラスや競馬エイト

のヒロシ(昔)やトマスピンチョンが有名です。

(やばい、脈絡がなくなってきた・・・)

舞城さんの凄いところをひとつ挙げるならば、やはり想像力です。

最初に饒舌な語り口に目が行きがちですが、物語をここまで広げるか!っていうくらい

強引に展開させていく、想像力のたくましさ。


私、たまに仕事していて「自分、頭悪いな」と思うことがあるのですが、何に対してそう

思っているのかと言うと、想像力なんです。

何らか刷り込まれたパターンや、諸先輩方の手法を頼りに定石どおり動いてるから

間違いない、みたいな、そういう考えでいるから今ひとつ成長しない自分。


「ディスコ探偵水曜日」を通勤時に読むと、「最初から最後までクライマックスだぜ」

という仮面ライダー電王のセリフが聞こえると共に、その想像力に圧倒される自分

がいます。

小説家に一番大切なのは、凡人には持ちえない、そういった想像力だと個人的には

思っています。

この人はエンタメ寄りでデビューしながら、純文学寄りの小説で三島由紀夫賞を受賞

したり。そっち系でやっていくのかと思えば、ディスコ探偵みたいな以前の「九十九十九」

を超越した推理小説を書いたり。

「私、伊坂幸太郎の小説がいまいち解らないんだよね。こう、グッと、カタルシスを得る

 感じがしないとダメなんだよね。」

みたいな人にオススメします(伊坂幸太郎を否定しているわけではないです。念のため。

直木賞で落とし続けた選考委員の人たちは後世に渡り、その眼力のなさを指摘され続ける

ことでしょう)。

あと、「ディスコ探偵水曜日」を読む前に、「九十九十九」は読んでおいた方がいいかも。

初めて読むにはこの世界観は酷です。



それから中原昌也さんなんですが(更に唐突)、もうキャラだけで素敵ですね。

昔の純文学って、何か人間としてダメな人じゃないと書く資格がないみたいな勝手な

イメージがあって、最近の純文学はダメだとか終わったという話を見るにつけ、書いてる

人たちが何だかスマートでインテリで面白くないからなぁ、と思っていたら、遂に本物が

登場したといった衝撃を受けました。

書くのが辛いとか、金がないとか、家賃が払えないとか、中卒だとか、あらゆる境遇が

素敵に見えてしまうのはある種の才能だと思います。

最初、音楽(パンクだっけ)やってたというので、「ああ、町田康の亜種か」と思ってたら、

全然違いましたね。すいません。

島田雅彦やウエストゲートパークの人に喧嘩を売る姿勢もまた素敵です。

この人の小説だけは、お金出して新刊で買ってあげなきゃダメだと思わせるあたりも

素晴らしいことだと思います。

全く小説の事を褒めていませんが、このブログで構造的なものを拝借している部分が

あるので、あえてこんなところで。

多分、死後かなり経ってから評価されると見ます。



さて、そんなこんなで、今年の私の中のベスト(小説)ですが(笑)、

筒井康隆さんの「ダンシング・ヴァニティ(新潮社)」にします。

今年の1月に出た本をベストというのもどうかと思いますが、また、こんだけ他の作家の

話を書いておいて何ですが(笑)、基本的に小説より週刊競馬ブックを読んでいる時間の方が

長い訳で(暴露)、あと、筒井康隆の小説で代表作と言えば?みたいな事を聞かれると、

「うーん」と熟考してしまい、小説とか読まない人には「時をかける少女」って言ったら

ジュブナイル書いてる人っていう誤解を与えてしまうし、とにかく22年来の悩みが解消された

ということで。
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コメント

非公開コメント

No title

「世にも奇妙な物語」でこの話知ってるなぁと感じた時は、
大体が筒井康隆です。タモリLOVE。

No title

私もタモリLOVE。

タモリと筒井康隆は、故赤塚不二夫つながりなんですよね、確か。
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中久保

Author:中久保
ここの予想は当たらないので、
上手く利用して下さい。

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